life is beautiful !

勝手な想像と思い重い

愛を語る男戸塚祥太の愛って最高に狂ってる

広島に原爆を落とす日

結局のところ2回しか見れないで終わるのですけど
濃厚な2回でした

戸塚祥太の美が
恐ろしいくらいにぶつけられる舞台

熱海以来の胸がしめつけられる感じ

しかしですが
なんか違和感感じていたのですよ

たった二回しか見ていませんが
一回目と二回目の私の印象の違い

なんだろう
なんだろう


一日たってわかりました

戸塚祥太
とてつもなく愛らしかったのです

可愛かった
お茶目だった
苦しくなるほど生きて欲しかった

愛のために原爆の投下ボタンを押せるほど非常な男らしいけど

そんなことが出来る人なんているはずないんだよ

ディープ山崎だって
押さなきゃ戦争終わんないから押すんでしょ
少佐が飛び立てるように
山崎部隊みんな飛び立つんでしょ

大好きな人のためなら自分は犠牲に出来るんでしょ



その事に対する説得力がましてた気がするんです


来る日も来る日も納豆を作り
鼻持ちならない話を部下に毎日し

でも愛されていた少佐

最初見たときはね

あんまりそこに説得力を感じなかったんです
ただただ変な人に見えて(ごめんなさい)

でもなんか18日に何かが外れたんですよね
皆さん口をそろえてよかったって言っていた18日のソワレ

錦織さんからどんな言葉を貰ったんでしょう?
「とっつー好きなようにやっていいよ
みんな好きにやっていいよ」
とか言われたのかな
それとも自然に少佐を守りたいって言う舞台の結束が生まれたのかな


物語終盤の
夏枝が島にやってくるところ
最初見たときは
「髪の毛切った?」の突然感にへっ?ってなりつつ
キュンとしたんだけど
一昨日見たときは
決して結ばれることない二人の
一生プラトニックな二人の
ままごとみたいな会話に
甘酸っぱくそして胸が痛かった

生きたかった 生きたかった 生きたかった
死にたくない 死にたくない 死にたくない
生きてデモクラシーの花咲くところを見届けたかった

もうその頃から山崎が大好きな日本を
大好きな故郷を
大好きな広島を
愛している人々を
その手で殺してから
全てなくなるのを見届けてから
死に行く運命の山崎の人生が
なんて切ないんだろうと
なんて残酷なんだろうと

美しい広島の風景を描写する台詞
夫婦ごっこ

全てが愛おしくて愛おしくて

最後の長台詞の時は
あの人が非情の男だと言うことすっかり忘れてた


そして絶対に泣かないって思ってたけど
ついに泣いてしまった

だって戸塚祥太泣いてるんだもん
舞台始まった時から泣いてるんだもん

脚本的には非情でなければいけないのかもだけど

全身全霊で泣いているのがわかったよ

だから絶対に好きじゃない山崎っていうキャラクターに感情移入出来たんだなって思うんです

それにね
絶対に錦織さん

戸塚くんに寄せてくれてたから
戸塚祥太の愛らしさ人間味で
あの物語を愛するものに変えたと思うんだ

いろいろ評価は分かれるみたいだけど


座長が変わる事に違う感動や見方があるの舞台では正解だと思うから
錦織×戸塚版
凄く愛があったよ

流石 愛を語る男戸塚祥太




次回なんの作品を
誰の人生を演じてくれるんだろう

私個人としては
キラキラミュージカルを何本かやって欲しいんです
それがウエストサイドだったら
本当に嬉しいんだけど

もちろんトニー役を戸塚くんでね