ラ・ラ・ランドは夢の世界でした。
何時も書いてるジャニーズの事では一切ないです。
ラ・ラ・ランド見てきました。
ここからは浅い浅い私の感想です。ネタバレあるかもなので、嫌な方は回避してください。
私自身は、行く前にネタバレ見て行ったんですけどね。
ある方のブログで、ミアは最後後悔しているのではないか、だから回想しているのでは?って書いてあったのですが、私は違う感想を持ちました。
私にはセブの壮大な回想なんじゃないのかなと思うのです。
これ原作とかあるのかな?全くなんにも見ないで、パンフも見てない人の感想だから、鼻で笑って頂いて構わないんですが。
最後のジャズバーでの妄想?回想シーン、エマを手放してしまって後悔してるのは、間違いなくセブであって、エマは普通の郷愁を感じているだけな気がします。
セブは一緒についてきてっていうことを拒絶された時に気づいたと思うんですよね、彼女の思い描く世界と、自分の理想の差に。
セブはお姉さんの言う通り、ゆめに生きて現実に生きていなかった訳だけど、エマっていう人に出会って、男としての力を得たんだと思うんです。
エマは華やかでキュートで、才能溢れる女性で、パーティの華でありセレブのボーイフレンドもいる人です。控えめに言っても、夢だけを追い続けて定職にもついてない、セブにとっては高嶺の花だったはず。
ハリウッドのスターがもれなく愛する、プリウスを所有していて、シェアしてるとはいえ、素敵な家にも住んでいる。ミアはみっともないなんにも出来ない女の子なんかじゃ決してないって思うのは、間違ってないと思うんです。
夜景の見える丘で、パーティには似つかわしくない大きな鞄から、タップシューズを取り出し履くところ、女の子からしたらありえない。
うん、間違いなく彼の心の高鳴りを表現していると思います。(本来ミュージカルとはそういうものなのでは?って言うのはなしです。誰目線なのかって事を考えてるだけなので。)
女からの意見としては、成功を手に入れて、結婚生活にも満足していて、可愛らしい娘もいる。しかも二歳にはなっている。
はじめての映画の仕事があって、1年足らずで結婚していること考えても、忙しくてセブを忘れたって言うものでもないのはわかります。
結果としてセブは自分の夢を取り戻す訳ですが……
夢を追うのに疲れてきたセブの前に現れたミアはミューズで、だからこそ彼のRe:スタートの場面で、また彼女が現れた。
ミアにとってセブは、初心を思い出させる。
女っていうのは、残念ながら現実的なんだな。
いい夢はいい夢で
それにしてもですよ、私は映画館の予告を見た時から、見に行くって決めてたんだけど、ジャズの映画だってぜんぜん知らなかった。
これそちら方面のファンの人にも届いてるのかな?
音楽ファンの中には、ミュージカルに毛嫌いしてる人多いから、ちょっと心配です。
ジャズ好きの家族も大絶賛でした。
全編華やかで夢みたいで極彩色で、戦後すぐのハリウッドミュージカル華やかな頃の映画を思い出しましたが、フランス映画のような切なさも感じられて、大好きなリリーや、巴里のアメリカ人そして雨に唄えばを今すぐ見たくなってます。
とりあえずね、サントラをヘビロテします。そしてまたちょっと時間あけて見に行こうかな、きっとぜんぜん違う感想もつかもしれないです。
追記
私の大好きな、A.B.C-Zの戸塚祥太君が、ライアン・ゴズリング最高!って言ってて、あーやっぱりこういう役やりたいよね、絶対似合うよって思いました。