親友の死を前にして思うこと
親友が亡くなりました。
私のTwitterを見てくれている方なら、いやまたその話かよ、辛気臭いなって思うかもだけど、でもこれを最後にしようと思うので許してください。
こんなの書くつもりもなかったんだけど、テレビで今東方神起のMVが流れたのを見たら、なんとも辛い気持ちになってしまった。
彼女を15の時から知っていたけど、本当はなんにも知らなかったし、本当に全部知ることなんて、そんな事はありえないし、あると思う心は傲慢なんだろうと思った。
お葬式の時に私は高校の頃の今で言うところのイツメンに、彼女の死を説明しないといけなかった。私以外彼女が患っている事を知らなかったから。
でもなんの説明も出来なかった。
彼女を病院に連れていこうと説得した日も、今になって思うと、私の自己満足だったんじゃないのか、彼女の本当に望んでいる事はなんだったのか、そんな事を私はなんにも知らなかった、親友なのに。
イツメンは彼女を含めて女子5人男子5人くらい(なんか増えたり減ったり)、高校1年の時に同じクラスになっただけの不思議な縁で、イツメンと言っても私はそこもたいして顔を出していなかった。
誘って貰っても10回に1回行くか行かないか。
それなのに呼んでもらえたのは、やっぱり彼女のおかげだったと思う。
彼女は初めましての時からクラスの中心にいた、そういう子だった。
彼女がいたから高校生活が豊かなものになったと感じていたのは、私だけじゃなかった。
今になって彼女の死を人伝に聞いた同級生からも、同じような気持ちと共にお悔やみの言葉が贈られてきた。
本当に裏側を見せない子だった。
私にだけかと思ってたけど、みんなにそうだったみたいだ。
ほんの小さな子供だったら、彼女が泣き叫んでも抱えて病院に行けただろう。
もう立派な大人の拒否する彼女を、強制的に連れて行く術はなかったのだろうか、こんなに集まってくれる人たちがいるなら、みんなで抱えて病院に行けたのかも知れない。
みんなの顔を見たらそう思ってしまって、何で誰にも相談しなかったんだろう。ご家族にしかしなかった私の決断は正しかったのだろうか?
どんなに体調が悪くても、そんなそぶりは全く見せずに推しには会いに行っていた彼女の事を思い出す。彼女が病院に行くには、ユノから言ってもらわないと無理なのかなと思うこともあったし、彼女が病院行ってるよ薬飲んでるよって言葉を信じる他なかった。
自分も忙しいし持病もあるし、彼女の事ばかり考えてもいられなかった。
そんな言い訳を誰にも言えなかった。
言い訳だって知っていたから、彼女の悲しみに寄り添わなかったから。
もう少し時間をかけれたら
たらればばっかりの毎日をずーっと送っている。
私は今日も推しを見て癒されている。
彼女とは全く違う人が好きだけど、ヲタク仲間として気持ちがわかる唯一の腐れ縁だった。
私は今凄い孤独だけど、家族がいるし他の友達もいると気付かされた。
友達付き合いは時に面倒な事が多いし、距離を置いた方が良いこともある。
でも助けにもなるし、心の奥底の力になってるんだなって改めて思う。
最後に
親友の棺に沢山のうちわや写真やらを入れて、寂しくないようにしてくれた、東方神起の仲間の皆さん本当にありがとうございます。
高校時代好きすぎて付き合ってとか軽率に言えないって言っていた彼は、あなたとのツーショットを心臓の上に置いてましたよ。
この世の中にこんなに美しい光景があるのかと思いました。
一人暮らしのヲタクの皆さん、人付き合いをめんどくさがらないでくださいね。
あなたが倒れた時、気づいてくれる友人を大切にしてください。
すぐだったら助かる命があります。
心からお願いします。