life is beautiful !

勝手な想像と思い重い

イントロがなるだけで胸が高揚する事ってなかなかないよね

前回ちょっとさらーっと流して書いてしまった花言葉なんですが、ものすごく大好きです。

あの素敵なイントロが街中で鳴った時、足を止めて聞き惚れてしまいます。

今回はみんながヒロインさんに感情移入していきたいと思います(勝手に)


何らかの事故で記憶を失った私
毎日訪れる謎のイケメン君、誰だかわからないし、なんであんな悲しそうな顔をしてるんだろう、わからない……

とにかく早く元気にならなくちゃいけない、五関先生は焦らなくていいよって言うけど、不安は募るばかり。
なんだか毎日怖い事ばかり。


リハビリの先生は優しく心に寄り添ってくれてる。

どんどん歩けるようになるし、リハビリの時間は楽しい。

ある日から橋本先生は薔薇を贈ってくれるようになった。
先生は私が薔薇を好きだと思ってるみたいだけどそれは違う、どんな顔してバラを買ってきたんだろうって想像すると面白くって、なんかありがたい。
でもなんでだろう、なんか懐かしい感情もある。

毎日お昼休みに自転車飛ばして買いに行ってくれてるみたいだ。きっとあの可愛らしい花屋さんで買ってくれてるんだろうな。

入院してからずいぶんたった、そろそろ歩けそうな感じ、それもこれも橋本先生が親身になってくれてるからかな♪

久しぶりに謎のイケメン君がやって来た、せっかく先生と話してるのに、この人は私に何を言いたいんだろう、いったい誰なの?
そんなに悲しそうな顔をしないで。

夜中にふと目が覚めると思う、あのイケメン君誰なんだろう?私の3年間何があったんだろう?こんなに思い出せない事なんだから、きっといいことじゃないはず。

五関先生からもうすぐ退院と言われた、橋本先生にはもう会えなくなっちゃうんだな、さみしい。



ある日橋本先生にデートに誘われた。嬉しい!歩けるように練習なんて言ってたけど、デートと思っていいよね?


水族館は大好きな場所。なんでだか忘れたけどそれだけは覚えてる。


突然橋本先生がたどたどしく話し始めた

カッチコッチなプロポーズ?


突然そんな事言うなんておかしいよ、馬鹿にされてるのかな悲しい、きっと舞い上がってた私をからかってるんだね。
なんかこれはとっても嬉しい事なのに、ちょっと違うきがする。

帰ります

私はそう伝えて歩き始めた。大丈夫もう頑張れる。

「あなたの事を好きになってしまったみたいです!」

橋本先生がそう言ってくれた。
真っ直ぐ歩いて来て不意に腕に抱かれた。いや違う、私の覚えている温もりはこうじゃない。もっと腕の位置が低かった、もっときつく抱きしめられた。
私の大切な人は違う人だった。


橋本先生に謝り病室に戻って来ると、見覚えある顔の人がいた。
彼は私のベットの上に腰掛けうなだれてた。
そんな彼を見てとても懐かしい感情が湧き上がってきた。
私はたまらなくなり彼を見つめた。
涙が溢れ出て止まらない
そんな私を見て彼は私を抱きしめた。

とても心地いい、
ぜんぜん嫌じゃなかった、むしろずーっとこのままでいたかった。

彼は泣いているの?
涙が私の手に落ちてきた。

私は彼に言った、ごめんね待たせて。

今すべてを思い出した。








退院の準備をしている
橋本先生に頼んでお花を贈って貰ってたことを、戸塚さんから聞いた。先生には感謝しかない、先生が毎日いってくれていたあのお花屋さんに行って、感謝の花言葉のお花を贈って貰った。
私からの精一杯のありがとうだった。







家に帰ると抱えきれないほどの薔薇を抱えた戸塚さんが立っていた。
薔薇の花101本(最高に愛してる)

恥ずかしかったろうに、どんな顔をして買ったんだと思うと嬉しい。薔薇が特別好きな花な訳ではないけど、私のために買ってくれてる、そんな事が最高に嬉しい

ありがとう 愛してます。



たまに道を歩いていると、橋本先生の口笛を思い出す。綺麗だけど悲しい学生時代の初恋のようなメロディーだったな。





全力で妄想してみた、
いい曲なのにごめんなさい許してね